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ごくちゅう! [オススメなマンガ]

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講談社刊
全4巻
作者はこんぱる&ふじしまペポ(初見で発音難しいなおい)
取材協力の雨宮は実際に女囚として刑務所に服役(話間にある本人の解説は読み応えあります)。
その体験をマンガに落とし込めている

主人公は一巻の表紙の晴乃うらら
罪状は大麻取締法違反で刑期はキリ良く1年

内容なんだが、とりあえず以前にも紹介した『刑務所の中』を極うすーく伸ばした印象。
そらー賞ゲットしたり映画化しちゃったりする同作と比べるのは酷なんだが、やはり密度が違い過ぎる・・・。
女囚で商業ベースに落とし込みを図ったのか、刑務官含め若い美人しか出てこない。
絵面的にはいい。
そこで良心の呵責なり不安なり刑務所内での不自由さなりに触れられればかなり良い作品になったと思うんだが、ふるゆわ刑務所ライフな内容だった…


おおおおおいなんだ、この、刑務所も割といいところ感・・・
何なら「入っても良いかな?」なんて思っちゃうポジティブ描写・・・


これが前述の「刑務所の中」を知っているとかなり違和感を覚えてしまう。


多分製作者側も二番煎じ感は自覚していたんだろう。
それでこの方向性の違いを前面に押し出しての日常系女の子パラダイスだったんだろうが、正直その方向性は10年程時代遅れな気がするんだよな…今や歴史上の人物女体化までもが手垢にまみれているので。


しかしですが、
この作品と「刑務所の中」とはいくつかの相違点があります。
・女囚
・作中は2010年後半という時代(「刑務所の中」は90年代後半)
・外国人囚人の存在
・ライトな作風
・出獄間際の描写

男女の差異で、化粧や衣替えなどに対する意識の差がはっきりします。
時代は無論現代に近い方に価値観が偏るし、増加し続ける外国人囚人、それに密かに出来る獄中賭博は「刑務所の中」では描かれませんでした。
絵柄もライトなのは「刑務所の中」の好き好み別れる濃い絵柄よりは触れやすいと感じます(それゆえにネガティブな側面をピックアップして欲しかった)



後はまぁ
紹介する人間的には『買って読んでくれ』と。

部屋に入る女囚は初期4人で、後に+2人で計6人

単行本は全4巻
表紙が初期メンバー4人で終ってしまっていることを考えると、本当はあと2巻分はネタがあったのでは?とか勘ぐってしまうし、マンガとしての人気だ面白さはとにかく、出してないネタがあったら読みたかった。


作品の裏本筋は室長の冬白(刑期8年)の罪状。
最終盤に明かされる罪状を楽しみに読んで欲しいです。


以前紹介した「地元最高!」とのコラボマンガも良いマジで良い(「地元最高!
」作者のセンスの良さが際立ってますけど)


・・・・・・・自称ソムリエが推すマンガって肩こるの多いので、肩のこらん・・・んでもって「いやお前ソムリエ違うしw」って言ってくれそうなマンガを紹介してみましたぜ

自称っぽいハンパ者らしさが出ればと思う
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